詩集.007
薄れてく

君を忘れてしまうから
声すら今は思い出せない
悲しくはあるけれど
僕が居なくとも生きてける
僕を好きだった君は居ない
幸せなあの日はとうの昔


夜をまた君と

君の横に座る僕
君は僕を見ない
冬の空
冷め切った手を擦る
静まり返った街
言葉が紡がれることはなく
ただ隣の君の体温だけを感じる


バケモノ

悲しみを知ってしまった
空に駆け出して
全てを忘れ
誰も知らないあの場所へ


静寂

幾度も声をかける
返事は来ない
君はいつも同じ


止まらない

雨の音
舞台の上で
揺れ響き
人は席から立たない

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